ブルーロックにチームZの一員として物語の序盤から登場した成早朝日。
そんな成早には、過去に観る者の心を打つ“感情のドラマ”を背負っていました。
ブルーロックでもお調子者の成早朝日には、どんな過去があったのでしょうか?
今回は、彼の過去を紹介していくとともに何話で脱落したのか、そしてその後に至るまでを徹底的に解説していきます。
ブルーロックの成早とは?
名前 | 成早朝日(なるはやあさひ) |
誕生日 | 3月20日 |
年齢 | 15歳(高校1年) |
出身 | 香川県 |
家族構成 | 姉・自分・妹・弟・弟・妹 |
身長 | 168cm |
自分が思う自分の長所 | 自分の気持ちに素直 |
自分が思う自分の短所 | 他人の事あんまり考えてない (家族のことはいつも考えてるよ!) |
されたら喜ぶこと | 笑顔(笑ってりゃ何とかなる!) |
されたら悲しむこと | 貧乏人扱い |
成早朝日はブルーロックの主人公・潔世一と同じくチームZに所属する選手です。
作中では明るくお調子者な印象を持たせる一方で、家庭の事情や強い信念を内に秘めた、芯のあるキャラクターとして描かれています。
特徴的なのは、「裏への飛び出し」に長けたプレースタイル。
オフ・ザ・ボールの動きに優れ、DFの裏を突いてゴールを狙うセンスを持っています。
個の突破力こそ弱いものの、タイミングを見計らった飛び出しや連携によるゴールチャンスの創出に長けています。
ブルーロックの成早の過去とは?
ブルーロックで描かれるストライカーたちの中でも、最も“家族への愛情”が強く、胸を打つ過去を持つキャラクターが成早朝日。
ここからは、そんな成早朝日の過去について紹介していきます。
両親を事故で亡くし、家族のために生きると決意
成早朝日の過去は壮絶です。
彼は本編の2年前、交通事故により両親を同時に失っています。
当時、まだ学生だった成早は、姉の真昼(まひる)と力を合わせて、星奈、夕夜、陽太、天花という4人の弟妹を守りながら生活していました。
長男としての責任を強く意識していた成早は、姉を支え、弟妹を笑顔にするために、学校とサッカー、そして新聞配達を両立する苦労の日々を送っていたのです。
その生活の中で「サッカー選手になって、この家族を救いたい」という思いが彼の中に強く芽生え、ブルーロックに参加しました。
サッカーと新聞配達の両立
サッカーの練習に明け暮れる一方で、成早は新聞配達のアルバイトを続けていました。
これは生活費の足しになるだけでなく、筋力や体力作りとしても彼にとって重要なトレーニングの一環でした。
誰よりも“ハードな日常”を過ごしながらも、弟妹たちの前では常に明るく振る舞い、ふざけたり笑わせたりしていたのは、彼が「兄」としての立場を誰よりも理解していたからです。
この“強さと優しさ”の両面を併せ持った成早の姿勢は、彼のサッカー人生だけでなく、兄弟の心をも支えていたのでした。
姉から贈られたキャラメル
ブルーロック編でたびたび描かれる、成早が大切にしている“キャラメルの箱”。
これは彼がブルーロックに旅立つ際、姉・真昼が渡したものであり、彼にとってのお守りです。
本来なら神社のお守りを買ってあげたかったが、家計が苦しい中で真昼が選んだ“手作りの祈り”。
この箱には、兄弟たちの応援メッセージが書かれたキャラメルの包み紙が詰まっており、彼はそれを肌身離さず持ち続けていました。
潔世一と凪誠士郎との試合前夜、成早はその箱を握りしめながら「夢を終わらせない」と静かに呟きます。
そこには、勝ちたいというエゴではなく、「家族の夢を背負っている」という強い決意が込められていました。
ブルーロックの成早は何話で脱落した?
成早朝日の脱落シーンは、原作コミックス7巻の第55話「叶わない夢」にて描かれます。
舞台は二次選考の2ndステージ、潔世一・凪誠士郎の2人と成早・馬狼照英の2人による2対2の奪敵決戦(ライバルリー・バトル)。
強烈な個性を持つ馬狼と凪、ダイレクトシュートの潔と裏抜けの成早という均衡の中で、成早は潔の「ダイレクトシュート」を盗んでゴールを狙いにいきます。
試合終盤、成早は潔よりも先にシュートを放ちますが、ゴールならず。
直後、潔が決定機をものにし、勝負は潔&凪チームの勝利に。
悔しさを噛み締める成早のもとにやってきた潔は、「紙一重だった」と声をかけます。
しかし、成早はそれを否定。
潔が彼の動きを完全にトレースし、武器をコピーしていたことこそが勝敗の差だったと語ります。
潔を「適応能力の天才」と評した成早は、自身が真似ようとした潔のダイレクトシュートが“付け焼き刃”に過ぎなかったことを痛感。
潔の成長を称える一方で、「甘い考えを持つな」と警告し、「死ぬまで勝ち続けろ」と潔に言い残して姿を消しました。
このシーンは、敗者の潔さと強さが詰まった、印象的なエピソードとなっています。
ブルーロックの成早のその後はどうなった?
成早朝日は二次選考の奪敵決戦に敗れ、潔世一・凪誠士郎・馬狼照英の3人に置いて行かれる形でブルーロックを脱落しました。
その後、物語本編での再登場はなく、具体的な進路も語られていません。
二次選考では敗者復活戦がありましたが、そこで復活したのは國神錬介のみで、闇落ちした國神も自分だけだと言っていました。
しかし、サッカーへの情熱や家族への強い思いを胸に戦ってきた彼が、夢を完全に諦めたとは考えにくいでしょう。
潔との試合を通じて自分の限界と向き合い、悔しさと涙を滲ませながらも、成早は潔に「死ぬまで勝ち続けろ」とエールを送りました。
脱落後も、その言葉通り、どこかで再起を目指し走り続けているかもしれません。
たとえ表舞台を去ったとしても、彼の物語はきっと、まだ終わってはいないのです。
まとめ
今回は「ブルーロックの成早の過去を紹介!何話で脱落?その後についても徹底解説!」と題してお送りしてきました。
今回のまとめはコチラ。
・成早朝日は事故で両親を亡くし、姉と4人の弟妹とともに支え合いながら暮らしていた。
・バイトと両立しながら、サッカーを続けてブルーロックへ挑戦した。
・成早朝日がよく持っているキャラメルの箱は、姉からもらったお守りである。
・成早朝日が脱落したのは、原作7巻の55話。
・脱落したその後は、描かれていない。
家族のためにブルーロックに挑んだ成早朝日。
確かに彼は途中で脱落しましたが、成早朝日の家族への想いは読者に強い印象を残しました。
潔の進化を促した“敗者”としての存在もまた、ブルーロックという作品の奥深さを象徴しています。
再登場の可能性は低いですが、成早がいつかまたサッカーの舞台に立ち、夢を叶える姿を見たい——そう願うファンは今も少なくありません。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント