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ブルーロックのフローって何?ゾーンとの違いについても徹底解説!

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ブルーロックのフローって何?ゾーンとの違いについても徹底解説! ブルーロック

ブルーロックにおける重要ワードの一つが、絵心甚八が教える「FLOW(フロー)」です。
U-20日本代表戦前の講義で登場し、潔世一をはじめ多くの選手が覚醒するきっかけとなった概念として、作中でも大きな存在感を放っています。

では、この「フロー」とは何なのか?
また、よくスポーツで聞かれる「ゾーン」とは何が違うのか?

今回は、ブルーロックにおけるフローについて、絵心の説明やキャラごとのフローの事例、ゾーンとの違いについて解説していきます。

フロー(FLOW)とは?

最初にフロー(FLOW)という言葉が出てきたのは、ブルーロックの総指揮官である絵心甚八です。

初登場は、13巻のU-20代表戦まえのミーティング

そこで絵心は、フローを次のように定義します。

フローとは、人間が“最適経験”によって獲得する精神の没頭状態である

つまり、「夢中になり、時間を忘れ、脳がワクワクしている状態」のことです。

潔自身も後にフロー状態を振り返り「夢中だった」と語っていますが、まさに絵心の説明と一致しています。

絵心は、この状態をもっと分かりやすく「ワクワク状態」と言い換えました。


特別な才能を持つ者だけが入れるわけではなく、適切な条件が揃えば誰でも到達可能な集中状態だと説明されます。

ここが後述する「ゾーン」との決定的な違いでもあります。

さらにフローは、プレイヤーの潜在能力を最大限に引き出し、他者から見れば「奇跡」と呼ばれるプレーを生み出します。

潔のように動きが研ぎ澄まされ、“反射で動き最適解を選ぶ状態”がフローなのです。

フローの発動条件は「挑戦的集中」

それではどうやってフローに入るのでしょうか?

発動条件について絵心が最も強調していたのが、フローは「挑戦的集中」によって生まれるという点です。

これは、能力と課題の難しさがちょうど釣り合った時にだけ発生するという理論です。

絵心は「挑戦」と「能力」を縦横の軸に置いた図を用いながら、以下のように説明します。

フロー

この図が示すように、

能力が高くて挑戦レベルが低すぎる → 退屈で集中できない

能力が低くて挑戦レベルが高すぎる → 不安で能力が発揮できない

能力と挑戦がちょうど良い → 夢中になってフローに入る

人間が最も集中し、最大のパフォーマンスを発揮できるのは 「能力ギリギリで戦えるライン」 で挑戦している時です。

ブルーロックのストライカーたちにとって、U-20戦はまさにこの「挑戦的集中」の条件が揃った環境でした。

挑戦的集中

フローに入る条件として出てきた「挑戦的集中」だが、ただ集中して夢中になればいいというわけではありません。

挑戦的集中になるためには、能動的な夢中が必要になります。

スマホやパソコンでSNSや動画を見てたらいつの間にか結構時間がたっていたというのは、受動的な集中であり、挑戦的集中ではありません。

周りから与えられた夢中ではなく、自らやや高い目標を立てて挑戦する、それがフローに入るためには必要になってきます。

スマホなどがない状態でサッカーだけに集中しているブルーロックが、まさに自ら集中して打ち込むことができる環境になっているということですね。

フローとゾーンの違いとは?

さてフローについて説明するときに出てきたとゾーンですが、定義的にはほぼ同じものと言っていいものです。

フローとゾーンの違いについては、主に発動条件再現性の2つの違いがあります。

発動条件

フロー

これは、自分の能力と挑戦するレベルが高すぎず低すぎない目標を立てて挑むと入ることができます。

ただその適切な目標をもって自分が夢中になってできること自体が難しいため、難易度は高くなります。

ゾーン

スポーツをしていて極限状態になったとき、そしてそれでもきまぐれにと注入することがある。

さらに人によって入る条件はバラバラで、入ろうと思って入れるものではない。

再現性

フロー

フローは自分にとって適度な挑戦、挑戦的集中になることができれば誰にでも再現は可能。

U-20代表戦では、敵味方関わらずいろんな選手がフローに入っていた。

ゾーン

偶発的にしか起きない

誰にでも起こるものではなく、才能のある選手でも入ることができないこともある。

天才のような選手でもその扉が開くことはまれなほど起きにくい。

フローに入った選手は?

ここからは、フローに入った選手について紹介していきます。

潔世一

フローに初めて入ったのは、潔世一です。

それは適性試験のときで、糸師凛と士道龍聖と一緒にプレーをしている中で二人の間になかなか入れていませんでした。

そのとき、氷織羊から考えてから動くのは遅い、その動きを反射しろと言われたことで覚醒します。

その瞬間のワンプレーではありますが、二人をしのぐプレーを見せてゴールを決めました。

蜂楽廻

蜂楽がフローに入ったのは、U-20代表戦です。

試合の終盤に蜂楽は、ドリブルでU-20代表のディフェンスを次々と抜いていきます。

フロー状態に入っている愛空さえも抜き去り、シュートまでもっていきました。

最終的にシュートは防がれてしまいましたが、明らかにプレーの質が上がっており、フローに入っていたといえるでしょう。

馬狼照英

馬狼照英は、潔世一を喰うというただ一点のみでフローに入ります。

U-20代表戦の後半にフィールドに入った馬狼は、潔世一を喰ってゴールを奪うために虎視眈々と狙っていました。

しかし、刻々と進化する潔世一に対応していくことはなかなかできません。

そこで馬狼は、潔世一に唯一対応できる糸師凛の動きにも注目します。

ゴール前で糸師冴に体勢を崩された潔世一が糸師凛にパスするところを割って入り、シュートを決めました。

糸師凛

糸師凛は、U-20代表戦の最終盤にフローに入ります。

終盤の糸師冴のギアの上がったプレーを糸師凛は、冴ならどう動くのかを想定して防いでいました。

しかし、それでは勝てないと思い、うまくいかない自分が気持ち悪く自分を破壊しようとします。

そこからフローに入り、相手の強みを引き出してそれをつぶすプレーに変わりました。

最後のワンプレーでフローに入った凜は、糸師冴でさえ超えていたので相当な覚醒だったと思います。

士道龍聖

糸師冴とのコンビネーションもあり、フローに入りました。

もともとペナルティエリア以内ならどこからでもゴールを狙える士道龍聖でしたが、フローに入った状態ではペナルティエリア外からでもシュートを決めてしまいます。

御影玲王と我牙丸吟にシュートを止めれましたが、すぐさまゴールを奪うために集中しだします。

そこから糸師冴とのコンビネーションもうまくいき、我牙丸がはじいたボールをオーバーヘッドキックでゴールを決めてしまいました。

オリヴァ愛空

ブルーロックの選手だけがフローに入っているわけではありません。

U-20代表戦でU-20代表としてプレーしているオリヴァ愛空もこの試合でフローに入りました。

愛空は、最初はストライカーを目指していたもののあきらめてディフェンスになることを決意します。

自分を倒せるくらい強いストライカーを見つけたいと思っていました。

そんな思いがこのU-20代表戦で高ぶりフローに入ります。

フローに入った愛空は、フィールド上のすべてが数値として見えるようになってブルーロック側の猛攻を1人でブロックしてしまいます。

御影玲王

御影玲王は、ネオエゴイストリーグでフローに入りました。

ネオエゴイストリーグで御影玲王は、凪依存を脱却するために糸師冴と糸師凛のスタイルをコピーすることで大幅なパワーアップをします。

ドイツと戦った際も、ドリブルでゴール前に行き、阻止されましたがシュートまでもっていっていました。

そして試合中に潔世一を倒すため凪に力を貸してほしいと頼まれます。

その言葉に激怒して断りますが、粘り強く言ってくる凪に根負けして協力することになります。

そこからは、能力であるカメレオンや途中で習得したメタビジョンを使って凪がほしいところを瞬時に把握してサポートすることができるようになりました。

凪誠士郎

凪誠士郎は御影玲王と同じくネオエゴイストリーグで入りました。

潔世一に勝ちたいという思いを持った凪は、同じチームのアギとともに強くなります。

試合中にメタビジョンを習得した潔世一にプレーを阻止されて、潔世一に勝つという目標が遠のいていくのを感じました。

そこで、御影玲王に助力を求め、二人で協力すれば潔世一に勝てると考えて御影玲王を説得しました。

二人で協力した凪は、ゴール前で潔世一とマッチングしてフローに入ります。

潔世一が凪のシュートフェイクを見破りシュートを阻止しますが、さらにフェイクをします。

続いてカイザーが止めに来るもそれをかわし、さらに再び潔世一が止めに来てもかわしました。

そして、五回目でフェイクボレーを放ち、見事ゴールを決めて潔世一に勝つことができました。

雪宮剣優

雪宮もU-20代表戦でフローに入ります。

馬狼照英が場を乱したところを雪宮がストリートサッカーのドリブルでディフェンスをどんどん抜いていきます。

最終的にシュートは防がれてしまいますが、作中でもフローに入ったことが明記されていました。

ちなみにこの時にはなったジャイロシュートは、ネオエゴイストリーグでさらにパワーアップした剣撃墜弾という技を披露します。

まとめ

今回は「ブルーロックのフローって何?ゾーンとの違いについても徹底解説!」と題してお送りしてきました。

今回のまとめはコチラ。

今回のまとめ

・フローとは、夢中になって時間を忘れて何かに没頭している状態のこと。

・フローとゾーンの違いは、主に発動条件と再現性の2つ。

フローは、挑戦的集中になれば理論上は誰でも入ることができる。

ただし難易度は高い。

・現代社会はスマホやパソコンなど多くの娯楽があるため、本当に夢中になるのが難しい。

・フローに入った選手は、潔世一、蜂楽廻、馬狼照英、糸師凛、士道龍聖、オリヴァ愛空、御影玲王、凪誠士郎、雪宮剣優の9人。

自分の挑戦や能力に応じて適切な目標を設定することでフローに入ることができます。

今回フローに入った選手を9人紹介しましたが、今後もフローに入れる選手も増えてくることでしょう。

これからの選手の成長に期待しましょう。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

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わたさん

漫画の考察を専門としているブロガーです。ジャンプとマガジンは毎週チェックしていますし、ジャンプとマガジンの作品について考察しています。皆さんが知りたい情報をどんどん考察していきます。

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