ブルーロックを語るうえで外せないキーワードのひとつが“メタ・ビジョン”。
ストライカーとしての状況把握力を極限まで高めるこの能力は、潔世一の覚醒シーンを皮切りに作中でたびたび注目を集めてきました。
一方で「メタビジョンを使えるキャラが増えすぎて個性が薄れるのでは?」という懸念もブルーロックファンの間で議論になっています。
そこで今回は、メタビジョンの仕組みと使用キャラを網羅しつつ、キャラごとの使い方の違い、そして多すぎ問題の是非まで徹底的に調査します。
ブルーロックのメタビジョンとは?
まず初めにメタビジョンとは何なのかということをおさらいしておきましょう。
メタビジョンとはどのようなものなのか、今一度紹介していきます。
四次元の視界=“神の眼”
メタビジョンは、フィールドを俯瞰する四次元的な視界――
いわば“神の眼”を獲得する能力です。
首を振って視界を広げ、周辺視野から膨大な情報をインプット。
空間認識力・洞察力・高いサッカーIQをフル稼働させ、リアルタイムで全選手の動向を把握できます。
その結果、次に起こり得る展開を先読みして、最適なプレー判断が可能になります。
単なる“観察眼”ではなく、“試合の解を導き出す頭脳”としての視野支配能力が問われる高度なスキルのことなんですね。
脳の過剰稼働によるリスクあり!?
メタビジョンは脳を“フル稼働”させるため、使用後には強烈な疲労感が残ります。
判断力や集中力も持続しにくく、状況次第では“情報過多”によるパフォーマンス低下も起こり得ます。
つまり、常に使える万能能力ではなく、ここぞという場面での集中使用が求められるハイリスク・ハイリターンな能力のこと。
発動の持続時間や情報処理能力には個人差があり、まさに“才能×訓練”の賜物と言えるでしょう。
実際に初めてメタビジョンを使った潔世一は、新英雄大戦のイングランド戦が終わった直後に倒れて10時間寝込みました。
ブルーロックのメタビジョンを使えるキャラは?
メタビジョンがどういうものか分かったところで、実際に使えるキャラは誰がいるのかと思う方も多いと思います。
誰が使えていつ使えるようになったのか見ていきましょう。
潔世一
潔世一は、イングランド戦でカイザーの動きを解析した末に獲得し、覚醒した選手です。
パズル模様の眼で膨大な情報を組み替え、ゴールへの“最適解”を導き出すのが特徴。
メタビジョンは試合全体を支配し、味方の動線すら計算に入れて試合展開を設計する戦術眼を持ちます。
さらに「直撃蹴弾」との組み合わせにより、予測を超えるフィニッシュ精度を発揮。
発動中の消耗は激しいものの、ゴールへの導線を構築する能力は作中でも群を抜いており、名実ともに“神の眼”の象徴的存在です。
ミヒャエル・カイザー
カイザーは、潔世一がメタビジョンを手掛かりを得て覚醒したきっかけとなった選手です。
その性能は、潔世一よりもさらにその先のレベルへ行っているとされています。
体のばねを集約させて使った超高速で振り抜くシュート「カイザーインパクト」と、メタビジョンを組み合わせることで、唯一無二のプレーをしていました。
圧倒的な情報量から、ゴールまでの最適なルートを算出し、常に最適なプレーをしています。
御影玲王
玲王は天才的な観察力と運動センスを持つ万能型プレイヤーです。
三次選考では他者の能力を模倣する「カメレオン」の能力を得て、雪宮剣優のジャイロシュートをコピーして周りを驚かせていました。
ドイツ戦では、そのカメレオンでメタビジョンを疑似的に再現していた描写があります。
潔世一やカイザーのように意識して使ったわけではないですが、今後意識的に使えるようになればさらなる向上が期待できると思います。
二子一揮
二子はネオ・エゴイストリーグのドイツ戦で無自覚にメタビジョンを発動。
一次選考のときに同じ目を持っていると潔世一に言った二子ですが、覚醒しても本人の意識が追いついておらず、未成熟な状態にあります。
潔からは「自分の眼に酔いすぎ」と評されており、視野は広いが判断の確度が不安定で潔世一のレベルには至っていません。
オリヴァ・愛空
DFであるオリヴァは、守備的な視点からメタビジョンを活用する異色の存在。
FLOW状態になることで全体を俯瞰し、相手選手の動きや能力値を“数値化”して把握。
守備の穴や攻守の切り替えポイントを的確に予測し、チーム全体のリスク管理を実行します。
U-20代表戦でも、ブルーロックの面々の攻撃を捌き切っており、鉄壁のディフェンスをしていました。
氷織羊
氷織はユーヴァース戦で覚醒し、メタビジョンを活かして視野の広さとノールックパスの精度を飛躍的に高めました。
俯瞰視点で味方の動線を先読みし、見えていないはずのタイミングで正確なパスを供給する魔術的プレーは、潔とのホットラインでも炸裂。
主に中盤での組み立てやラストパスに威力を発揮し、“魅せる戦術”の体現者といえる存在です。
判断とセンスを融合させたスタイルで、戦術的にも芸術的にも観る者を魅了します。
マルク・スナッフィー
スナッフィーは柔術に基づく身体操作を土台に、メタビジョンを駆使して無数の戦術を組み立てます。
ボール支配やスペース管理、味方との連携を即座に設計し、経営者のように試合全体を“最適化”する頭脳を持ちます。
攻守の切り替えにも強く、柔軟かつ高効率なプレースタイルで世界最強の万能型と称されるほど。
世界一のノエルノアをもってしても、攻略法がわからないと言わしめるほどなので相当なものですね。
シャルル・シュヴァリエ
シャルルは網目模様の瞳が象徴的な技巧派で、メタビジョンを“読み合い”に特化させて活用します。
特に潔との対決では、パスコースを先読みして遮断し、視野と判断の差で優位に立ちました。
細やかな駆け引きと空間把握力に優れ、ミクロな展開での対応力が非常に高い選手です。
中盤の司令塔として機能しながら、守備と攻撃の橋渡し役も担う、戦術的な完成度の高さが光るプレーヤーです。
ジュリアンロキが、自分を世界一に押し上げるのに必要なパサーとして挙げているので実力は折り紙付きなんですね。
ブルーロックのメタビジョンを使えそうなキャラ
メタビジョンを使えるキャラについて紹介してきましたが、ここではメタビジョンを使えそうなキャラについてまとめています。
使っていると作中で明言はないため、考察となります。
糸師冴
潔世一がメタビジョンについて理解した時に、この感覚は糸師冴が使っていたかもしれないと言っていました。
”かもしれない”なので確実ではないのですが、U-20代表戦での動きを見るとその可能性は十分にあるでしょう。
まだメタビジョンという技術を知らないときに、次のステージを見せてやると言っていたのでそのことかもしれませんね。
烏旅人
烏旅人は三次選考から登場しており、相手のくせや能力などを徹底的に分析して、チームの弱点を徹底的に潰しにかかります。
ドイツ戦では、終盤においてカイザーと潔世一のコンビネーションをシャルルとともに防いでいたことからメタビジョンを使っているような描写もありました。
その後も、かつてのチームメイトでありメタビジョンを使える氷織羊ともマッチアップしているところからもそうではないかと思います。
メタビジョンを使用した時に現れる目が一瞬出ていたのでその可能性は高そうですが、明言はされていないので、こちらにしました。
ブルーロックのメタビジョンの違いは?
メタビジョンを発動すると、二重丸を八等分したような目の表現になります。(上の画像のような感じ)
目の表現もある程度同じ柄ですが、潔世一はパズル柄、御影玲王は12等分と人によって紋様が変わったりもします。
メタビジョンを使って見える景色というのも、その人の能力や理解度、使い方によって違う表現がされていました。
潔世一の場合は、人の動きが細かくコマ送りされているような感じで、愛空はその人のパラメータが表示されたりしています。
フィールドを俯瞰する四次元的な視界はそのままに、使う人によって変わっていきますね。
ブルーロックのメタビジョンを使えるキャラが多すぎ?
メタビジョンはすごい能力ではあると思いますが、作中には8人使い手がいます。
それだけ使える人がいるのは多すぎではないかという声も上がっています。
ここでは、メタビジョンを使えるキャラが多すぎではないかという点について考察します。
8人使えるのは多すぎなのか?
現在、メタビジョンを使えるキャラが8人おり、それに対して多すぎではないかという声もあります。
しかし、メタビジョンは空間認識力・洞察力・高いサッカーIQが必要なため、誰でも持てるというわけではありません。
トッププレイヤーの中でも使っていないキャラもいるため、潔世一やカイザーなどが使えるレアな能力なのではないでしょうか?
全体で見れば多すぎというほどではない
ネオエゴイストリーグだけで見れば結構いるなと感じるかもしれませんが、サッカー選手全体で見た時にはそこまで多いというわけではないでしょう。
ブルーロックはその特性上、特異な才能の選手たちが集まってくる環境なので多少は多く感じると思います。
バスタードミュンヘンやユーヴァースは多いように感じますが、フランスのPXGやイングランドのマンシャイン・Cは1人しかいません。
スペインのFCバルチャに至っては、メタビジョンを使っている選手はいませんでした。
現実の世界でもメタビジョンに似たような感覚を持った選手がいるため、今後も使えるようになるキャラはいると思います。
それによって物語にも影響は出てくると思いますが、全体で見るとやはり多すぎではないでしょう。
まとめ
今回は「ブルーロックのメタビジョンを使えるキャラは?違いや多すぎ問題についても調査!」と題してお送りしてきました。
今回のまとめはコチラ。
・メタビジョンは、フィールドを俯瞰する四次元的な視界(神の眼)を手にする能力のこと。
・メタビジョンを使えるのは、
潔世一
ミヒャエル・カイザー
御影玲王
二子一揮
オリヴァ愛空
氷織羊
マルク・スナッフィー
シャルル・シュヴァリエ の8人。
・メタビジョンには、人によって目の紋様が異なり、使い方も人それぞれ違う。
・メタビジョンを使えるのが8人いるのは、多すぎとは言えない。
・しかし、他にも使える選手が現れてきても不思議ではない。
メタビジョンはすごい能力ですが、誰でも使えるわけではありません。
次は誰が“神の眼”をさらに進化させるのか、引き続き注目していきましょう。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
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